ロイヤー加納の住んでよいとこブリスベン!?
- 自分の知らない性格 [2008/7/08]

第23回
自分の知らない性格
文=加納寛之
プロフィル
かのうひろゆき●ブリスベン歴5年半。日・米・豪3カ国の弁護士。NY留学中の2001年に9・11テロを体験後、ブリスベンの青空に心を癒され永住を決意。モットーは仕事も遊びも全力投球 ! 週末は妻、娘(3歳)と一緒に愛犬モモの散歩でリフレッシュ。犬連れのアジア人家族を見かけたらそれが僕たちかも ?
不安定な天気が続き、気温の差も激しい最近のブリスベンですが、皆さんはいかがお過ごしですか。
雨が降らないと水不足で大変ですが、雨が続くと気分は下向き、日ごろから少しずつたまったストレスを感じることもありますよね。私は長年スポーツをしてきたこともあり、ゴルフをしたり、ジョギングをしたり、愛犬モモの散歩に行ったりと、アウトドアでストレスを解消しています。
そうしてこまめに外に出ることにより、日ごろはめったにイライラしないですし、家族や友人と口論することもありません。他人に意地悪をしたらいけないよ、いつも優しいいい子でいようね、と3歳の娘に言い聞かせている毎日ですから、まずは親である私がそれを実践できなくてはなりません。
ところで、普段はとても穏やかな性格で、私の良き理解者でもある友人は、ひとたび愛車の運転を始めると「チクショーッ !! 」だの「バカヤローどこ見てんだーッ」(※原文は英語です)などと毒づき、ブレーキの踏み方も、ハンドルの切り方もまるで別人に豹変。助手席に乗った時はハラハラします。
彼も忙しいんだろうけど、体を動かしてストレス発散しないとねー、と、妻に何気なくその話をしたら、妻いわく、かくいう私もハンドルを握ると相当意地悪な性格になるというのです。そんなことはない、私はいつも安全運転だ、と反論しましたが、そういうことではないらしいのです。
スピードを出して私の車をギュイーンと追い抜き走り去った車に、次の信号で追いつくと必ず私は、「はいはい、どうせみんな、ここで一緒になるんですよ。ププッ」とか、「そんなに急いでも、人間行き着けるところは同じ。アハハ」とか言うらしいのです。また、微妙なタイミングで車線変更して割り込もうとする車には、決してスピードを緩めて道を譲ることはせず、前ばかり見て気付かなかったフリをしているんだそうです。
やっぱり、人間には誰にも、熱い血潮が流れているのだ、と気付いた瞬間でした。
(Photo: Tourism Queensland)
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