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![]() 松下電器産業(本社・大阪府門真市)の在豪現地法人、パナソニック・オーストラリアは、デジタル家電の需要急増で追い風を受けている。薄型テレビなど一部の商品は、供給が需要に追い付かないほどの好調ぶりだ。シドニー北部の本社に城阪俊郎社長を訪ね、オーストラリアの家電市場の動向と、同社のビジネス戦略について話を聞いた。
現在、オーストラリア市場では、テレビやホームシアター、DVDレコーダーなどのAV機器を中心に、デジタル・スチル・カメラや携帯電話、エアコンや電子レンジ、掃除機などの生活家電製品を輸入・販売している。こうしたコンシューマ向け家電商品のほかに、複写機や電話システム、携帯電話など法人向けの機器も扱う。一般消費者向けが全体の7割強を占め、法人向けが2割強。ほかに乗用車用のオーディオをOEMブランドで供給したり、松下電器の工場で使用するアルミ原料の輸出も行ったりもしている。 デジタル家電の驚くべき急成長 松下電器の世界戦略の中で「中国や北米のように大規模な市場ではないが、市場規模の割には(一定人口あたりの)需要が高い」という。アジア太平洋地域の中でも重要な拠点と位置付けるこの市場で、同社が現在最も力を入れているのが「3D」と呼ぶ、デジタル商品群である。「3D」とは、プラズマなどの薄型デジタル・テレビ、DVDプレイヤー・レコーダー、SDカードを媒体とする商品の3つ。これらの「デジタル家電」は日本経済の景気回復を支える日本製造業のドル箱商品だが、オーストラリアでもここ数年、著しい成長を記録している。
だが、手放しで喜べない事情もある。「日本でもプラズマ・テレビ工場の新設など大規模な設備投資を行っており、デジタル家電はまだまだ投資の時期」だからだ。投資から回収までのサイクルが短くなり、収益構造も変化してきた。以前は設備投資から利益回収までの期間が6〜7年だったが、現在のデジタル商品は投資の回収までの期間が3年ほどしかない。 また、ビデオ・デッキなどの従来製品と異なり、デジタル製品は量産効果が出やすい上に、消費者が求める価値に応じた価格の変動が激しく、新興メーカーとの競争も熾烈だ。デジタル家電市場の急成長は強い追い風ではあるが、全体の収支で見ると、「どんどん利益が出て笑いが止まらないというわけではない」という。 基本技術に強い自信
「例えばDVDプレイヤー。音質にしても画質にしても、簡単に真似のできないものをいかに作り上げるかが重要。それを商品に反映させていけば、それなりの価格差も十分に評価してもらえる。オーストラリアの消費者は、確かに価格には厳しいが、本当に良いモノは正当に評価してくれる」 42インチのプラズマ・テレビ『VIERA』も、店頭価格は他社の商品に比べて2,000〜3,000ドルは高いが、予想以上に販売店からの引き合いが強く、需要が供給を上回っているという。販売店からの「在庫を回すように」という強い要請に、同社はうれしい悲鳴を上げている。
主力の「3D」で勝つ
城阪
俊郎 社長1955年生まれ。同志社大学英文科卒。79年入社。82〜84年フランス現地法人出向、リオン支店営業責任者。87〜91年再度フランス出向、営業・マーケティング責任者。91〜95年ドイツ現地法人、営業・マーケティング責任者。95〜2002年、パナソニックAVC社。04年2月より現職 <城崎社長に聞く10の質問> 〆賊Δ量叩"Where there's a will, there's a way" ∈F匹鵑任い詼棔А峪笋貿笋譴覆い發里呂覆ぁ廛献隋璽・ジラード著 オーストラリアの好きなところ:空がきれい こ阿ら見た日本の印象:国際化を取り違えている。もっと主張すべき スイな音楽:ホリー・コール β嵯匹垢訖諭父、カルロス・ゴーン 有名人を3人食事に招待するとしたら誰?:カルロス・ゴーン、イチロー、松下幸之助(当社創業者) ┝駝またはスポーツ:HiFi、ドライブ 将来の夢:南仏に住むこと カラオケの18番:特になし |
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