ハッと驚く歯のはなし
- 歯を失くしてしまった場合の治療法 [2008/9/02]
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ハッと驚く歯のはなし
新連載 Vol. 1
日ごろ怠りがちなデンタル・ケアや、日々進歩を遂げる歯科技術など、歯を健康に保つための秘訣を毎月お伝えします。
イアン・マラトス
Dr. イアン・マラトス歯科医院
歯科医歴24年。多数の日本人患者の診察・治療経験を持つ。1年間の日本滞在経験もあり、日本語が堪能。日本の歯科事情はもちろんのこと、日本人社会のシステム、日本文化にも深い理解がある
Q 歯を失くしてしまった場合の治療法として、ブリッジや入れ歯などがあると聞きました。それぞれの治療法や、長所・短所などについて教えてください。
A ブリッジとは、歯を1本から数本失った場合に行なわれます。人工歯(ポンティック)を両隣の歯に固定させる方法で、ポンティックは歯肉の上に浮いたような状態になり、橋(ブリッジ)をかけたような格好になります。具体的な方法は、まず支えとなる2本の歯を削ります。そしてそれらの歯にポンティックが接合された義歯(クラウン)を被せます。ブリッジは基本的に2つのクラウンと1つのポンティックが1セットですが、連続した複数の歯を失った場合は、複数のポンティックを接合することもあります。ブリッジはしっかりと固定されるので、入れ歯のように取り外しの煩わしさや違和感がありません。見た目も自然で、素材によっては人工歯であることもほとんど分かりません。
ブリッジの最大の欠点は支えとなる歯を削ることです。それらの歯に大きな詰め物がしてあったり、根管治療で神経を抜いている場合は、耐久性に乏しいためほかの治療方法にしなければならないこともあります。また、たとえ健康な歯だったとしても負担がかかることは避けられず、歯の寿命を縮めます。支えとなる歯に問題が起きた場合、ブリッジを切断しすべての治療をやり直す可能性が高くなります。
入れ歯は多くの、またはすべての歯を失った場合の治療方法の1つです。治療範囲により「部分入れ歯」あるいは「総入れ歯」の2つがあります。部分入れ歯はバネを健康な歯に引っ掛けて固定するため削る必要はありません。ただ硬いものを噛むと外れてしまう、うまく発音ができない、食べかすが溜まりやすい、見た目や噛み心地が良くないなどの欠点があります。
今日、入れ歯やブリッジに代わる最新技術として、インプラントが高く評価されています。費用は比較的高くなりますが、使用感、外観に優れ、ブリッジや入れ歯が抱える耐久性、口腔衛生などの問題に煩わされることがないため、長期的な観点からは経済的であると言われています。
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