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- オーストラリアでの歯の治療のための保険について [2007/12/28]

Q: 日本でチェックしてきたにもかかわらず、オーストラリアに来てすぐに歯が痛くなり歯医者に行き、オーストラリアでは歯の治療に保険が効かないことを知りました。友人に民間の保険に入るように勧められたのですが、どんな保険に入ったらいいのですか。(50代=会社員)
柿崎 伸二(かきざき しんじ) 柿崎歯科医院
東北大学歯学部卒業、東京で歯科医として勤務した後、渡豪。オーストラリアの歯科医師資格を取得し、11年前に現在のシドニー市内の診療所を開業。審美歯科からインプラントまで幅広い分野の治療を手がけている。2006年、最新設備を備えた新しい診療所をオープンした
A: 歯科医療保険
オーストラリアに来られたばかりの日本人の方が、歯の治療で戸惑われることの1つに、日本の国民健康保険にあたるメディケアが歯科治療をカバーしないということがあります。日本では健康保険が歯科治療のかなりの部分をカバーしているのでこちらに来てメディケアが効かないことを不思議に思われる人も多いようです。
オーストラリアで歯科治療を保険でカバーするには、民間の保険に加入する必要があります。MBF、NIB、HCF、Medibank Privateといった、民間の医療保険会社(Private Health Fund)がいくつかあり、歯科治療のカバーをしてくれる保険を扱っています。
民間医療保険の種類として基本的には次のようなものがあります。
a)病院の手術、入院費用などをカバーするもの。Hospital Coverなどと呼ばれる。
b)歯科治療、メガネ、コンタクト・レンズなどをカバーするもの。Extras Coverなどと呼ばれるもので、上記のほか、フィジオ・セラピー、カイロプラクティックなど、また会社によってはフィットネス・コースやジム・シューズなどをカバーするものもあります。
c)上記のaとbの両方をカバーするもの。
歯科治療のカバーが目的であれば、bあるいはcに加入すればいいわけですが、加入の際に注意することがいくつかあります。
◆保険の種類によって、どの程度までの歯科治療をカバーするかが異なります。診査・歯石除去・充填・抜歯といった基本的な治療(General Dental)しかカバーしないもの、それに加えて、クラウン・ブリッジ・義歯・矯正など(Major Dental)までカバーするものがあります。
◆保険は加入してすぐに使えるわけではありません。General Dentalは2カ月、Major Dentalは12カ月などと、加入してから待たなければならない期間(Waiting Period)が保険によって決まっており、その間は治療を受けても払い戻しされません。
◆治療内容により一定期間内に保険会社から支払われる金額には限度があり、その限度額は保険の種類によって異なります。
◆特定の治療に対して支払われる金額は、保険会社によって異なります。また、払い戻しの金額設定に歯科医師は一切関与していません。
このようにひと口に歯科医療保険といってもいろいろな種類がありますので、加入前に各保険会社のウェブサイトなどでチェックする必要があります。現在、そして将来自分に必要な歯科治療を考え、実際に歯科医療保険が必要かどうかも考慮に入れて、決定する必要があります。
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