かわいいわが子の目、守りませんか?
- 「子供の近視」 第2回 [2008/7/21]

「子供の近視」第2回目も視力低下を招いた患者さんのケースをご紹介いたします。
とある患者さんのお話です。
当時10歳だったその患者さんは、その年齢では理想といえる軽い遠視が片眼ずつありました。
ちなみに軽い遠視は、目を酷使しても直ぐには近視にならないようそれに対するある程度の「バリアー」となってくれます。
さて、この患者さんは2年前の時点では視力に問題はありませんでしたが、
今回の検査でピント調整機能の1つに少々異常が出ていました。
また、眼を近くに寄せるときの筋肉の機能が若干衰えていたり、集中して眼を使っているときに
眼の筋肉がおかしく感じるという症状もありました。さらには読書中に文章を飛ばしてしまうこともありました。
人間の目というのは、遠くの物それも動くターゲットを見るようにデザインされており、
デスクワーク、コンピューターや携帯ゲーム機などの様に、近くの固定された距離で物を
長く見続けることによって大変な酷使となります。ある実験では、このような近距離での
作業を30分することでその後3時間もピントの調節が狂ってしまうという結果が出ています。
話を戻しますと、その患者さんには当時読書用のめがねを遠視矯正と視力低下予防のため処方していました。
しかし、指導した数ヶ月後の経過観察に多忙で通院できず、その間読書用眼鏡の使用からも離れてしまい、
不自由を感じ始めた2年後の今、ついに再検査に来られ視力低下が判明してしまいました。
繰り返しとなりますが、お子様の目を守るには注意深いケアが必要となります。
異常を感じる前に検診を受けることをお薦めします。

興梠繭(こおろき まゆ) 検眼クリニック
チャッツウッドにて専門検眼医として人々の目の健康をまもる同院。専門家以外では気がつきにくい眼の病気や異常に対する知識を広めるべく尽力中。特に緑内障の早期発見や子供の視力保護には力を入れており、専門の検査器具を用いて適切な処置やアドバイスを施している。
また、近視の進行を抑える「角膜矯正用コンタクトレンズ」のような今注目の技術 の導入や流行りのカラーコンタクト用の検診を無料で行うなど眼に関するサービスは多種にわたっている。
興梠 繭 検眼クリニック
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