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- Skilled Graduateビザで12カ月働かなくても「プロフェッショナル・イヤー・プログラム」を修了すれば永住権がもらえると聞きました。それはどんなプログラムなのでしょうか。 [2008/7/18]

Q:
先日、Skilled Graduateビザで12カ月働かなくても「プロフェッショナル・イヤー・プログラム」を修了すれば永住権がもらえると聞きました。それはどんなプログラムなのでしょうか。もし就職できなくても永住権を取る方法があるなら、とても興味があります。
(28歳女性=学生)
A: 2007年9月の移民法改正で導入されたプロフェッショナル・イヤー・プログラム(PYプログラム)が5月26日、いよいよスタートしました。先月号でも触れましたが、Skilled Graduateビザ(s485)から永住権(s885)を申請する際、オーストラリア職歴点10点を加算しようとすると「申請職種またはそれに近い職種(技能職業リストにあること)」で働かなくてはいけないため、一部の職種では競争率が高く就職が難しくなってきています。このような場合にはPYプログラムも検討してみるといいでしょう。
PYプログラムとは、留学生の就職機会向上のため用意された、言わば「就職準備プログラム」で、2年間の留学コース修了後に直接永住権を申請できずs485を取得した人を対象にしています。1年間のPYプログラムでは、授業だけでなくオーストラリアの職場環境に慣れるためのインターンシップ研修、ビジネスコミュニケーション研修などを通じて、その分野のプロとして働いていく上で必要な実践的なスキルを養えるよう工夫されています。
PYプログラム修了後はオーストラリア職歴点10点の対象になり、パスマーク(120点)に届けばs885(永住ビザ)を申請することができます。
このPYプログラム第1号となったのはICT分野。Australian Computer Society(ACS)認定の12カ月間のPYプログラムの概要は次の通りです。
●130時間のオーストラリア職場文化に関する研修
●130時間のビジネスコミュニケーション研修
●220時間の職場インターンシップ研修
●130時間のプロとしての基本要素に関する研修
まず、Monash ProfessionalとSwinburne University of Technology、それにBrisbane North Institute of TAFE & Interships Australiaの3校でPYプログラムがスタートしています。
コース開講時期は未定ですが、会計分野のPYプログラムについても着々と準備が進められています。また、ほかの分野でもPYプログラムに対する関心は高く、次第にその範囲が広がっていくと予想されます。
先月発表のあった2008/09年度の移民受け入れ計画数は、引き続き深刻な技能労働者不足の緩和とインフレ抑制のため、2007/08年度比大幅増の19万0,300人を予定。そのうち技能移民枠が過去最高の約30%増で13万3,500人を占めています。PYプログラムを通じて留学生の専門分野での就職支援もスタートしました。新政府の技能移民に対する期待の大きさが伺えます。
(文責:広本英児)

Adrian Felton(エイドリアン・フェルトン)
スタッフ・サービス・オーストラリア
英国ロンドン生まれ。弁護士&移民法コンサルタント。マッコーリー大学歴史哲学部を卒業、ハイスクールの教師(英語、歴史)を経た後、マッコーリー大学法学部を卒業。アジア系顧客を中心とした法律事務所で弁護士・移民法コンサルタントとして活躍した後、現職のスタッフ・サービス・オーストラリアに移民法コンサルタント・弁護士として移籍。
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