政界こぼれ話
- 政界こぼれ話人物編 その95 [2008/9/26]
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グレッグ・ハント
影の環境大臣
ナオキ・マツモト・コンサルタンシー:松本 直樹
自由党のグレッグ・ハント影の環境大臣は、1965年11月18日にVIC州のフランクトンで誕生した(42歳)。父親はVIC州上院議員を30年間にわたり務め、同州上院議長の要職にもあった人物である。
大学は名門のメルボルン大学で、同大学より文学士ならびに法学士の学位を取得しているが、両方ともに優等、それどころかメルボルン大学より栄誉ある大学賞を受賞している。またフルブライト奨学金を獲得し、米国のイエール大学より修士号も取得。大学時代には、全豪大学弁論チームのキャプテンも務めた。また職歴の方も、豪州連邦裁判所首席判事の助手、イエール大学助手、国連職員、メルボルン大学上席研究員といった、華麗なものである。
政治の世界に関わったのは、94年に当時のダウナー自由党党首の顧問となった時で、その後ダウナーが外務大臣に就任してからも、約2年間にわたり上席顧問を務めた。ちなみに当時のハントの担当は、東南アジア情勢、国際法、人権問題などで、豪州が主導した開発途上国の地雷の撤去運動では、ハントが裏方として大活躍したとされる。
政界入りは2001年の選挙で、同選挙にVIC州のフリンダース下院選挙区から出馬し、初当選を果たしている。このフリンダース選挙区は、現職の首相であったブルースが落選した選挙区としても有名である(注:1901年の連邦結成以降、落選した現職首相は1929年選挙でのブルースと、2007年選挙でのハワード前首相の2人だけ)。
04年の連邦選挙後には環境担当の政務次官に就任。そして昨年の選挙で保守連合が下野した後は、環境担当の影の大臣となり、現在に至っている。
思想、信条だが、自由党右派の大物であるダウナーに長らく仕えたものの、ハントは穏健派に属し、以前より人権問題や環境問題に強い関心を寄せてきた。実際に影の環境相として、しばしば強硬な意見も吐く。
また社会政策全般にも関心が深く、行動的でもある。例えば新人議員の時代、ハントの家系に糖尿病を患った者が多いということもあって、子どもの糖尿病問題についての啓蒙、研究への寄付金集めのため、19日間をかけて500キロを行脚し、結局4万ドルを集めている。
趣味はスポーツで、クリケットやラグビーの経験もある。ただハントが最も得意とするのは長距離走で、これまでに何度もフル・ マラソンの大会に出場しているほどだ。
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