今月のOh!な特集
- 犬特集3 ホリデーに行きたいワン! [2008/7/21]
第3回
犬も旅行に連れていって
家族だからいつも一緒に
犬がほかの動物と根本的に違うのは、人間の家族を自分の群れと見なしているところだと言われる。だから、正しく訓練すれば群れのリーダー=主人には忠誠を尽くし、いざという時には群れ=家族を守る。そんな愛犬とは、楽しい旅の思い出も一緒に分かち合いたい。
(写真)麻薬取締犬や検疫犬としても活躍するビーグル。温厚な性格と賢さが訓練に適している(Photos: Wikipedia Commons, Orient-Express Hotels)
我が家のペット自慢
名前は:ポーポー
我が家のグリ(オス・生後半年くらい)を紹介します。ある日、尻尾が変な方向に曲っていると思ったら、骨折してた ! ギプス姿が痛々しいけどかわいいでしょ ! (ぐり大好きさんより)
会社の先輩が飼っている“小柴”の、こてつ君です。かなりイケイケな先輩と、昭和の香りがするこてっちゃんのギャップが最高☆冬は指が埋まる“もふぁもふぁ”の毛がまた最高デス☆
我が家、愛犬アキが長女で、娘エリーが次女です。(クロンビー幸子) あなたのペットの写真を募集中! 一緒にページを飾りましょう。 |

ボーディング・ケネルに預ける
十分に運動させることのできる庭や、時間的な余裕があるなど、犬を飼える条件が整っていたとしても、休暇などで家を空ける際に愛犬の面倒を誰が見るのか。旅行の多い家族にとっては心配なところ。その点、オーストラリアでは犬の飼い主を対象としたサービスや施設が充実しているから安心だ。
日本に一時帰国したり、ペットを連れていけない旅行先に行ったりする場合は、「ボーディング・ケネル」(boarding kennel)と呼ばれる施設が預かってくれる。日本で言う「ペット・ホテル」に近いが、オーストラリアのボーディング・ケネルはドッグ・トレーニングの施設が併設している場合が多く、預かった犬を広い敷地内で走らせたり、プールで水泳させたり、思いっきり運動させてくれる。プロのトレーナーが常に犬たちの行動を監視し、食事も付いていて、グルーミングのサービスが受けられるところもある。
(写真)ジャック・ラッセル・テリア

預けるにあたっては、予防接種の有無、去勢していること、年齢など細かい条件があるので、イエロー・ページやインターネットで近所のボーディング・ケネルを調べて問い合わせてみよう(シドニー近郊のボーディング・ケネルは文末のリンクを参照)。自宅まで愛犬を迎えに来てくれたり、空港で預かってくれるサービスもある。料金は、時期や犬のサイズによって1日22〜32ドル程度。
(写真)シベリアン・ハスキーの赤ちゃん

このほか、スタッフが留守中の家に来てくれて、ペットにエサをあげたり、散歩に連れていってくれる「ペット・シッター」(pet sitter)というサービスを利用する方法もある。
ペットと泊まれる宿を探す
ボーディング・ケネルでは、人間が休暇を楽しんでいる間に、新しい仲間と遊びながら至れり尽くせりのサービスを受けることができる。犬には、それなりに新鮮な体験なのかもしれない。
(写真)草原を疾走するジャーマン・シェパード

とはいえ、言葉が通じない犬にしてみれば、いつ家族と再会できるのか分からないまま、何日も慣れない場所に預けられるのは、たいそう不安なはず。可能な限り、家族旅行は愛犬と一緒に楽しみたいもの。次の旅行は、ペットと一緒に泊まれる宿泊施設を見つけて計画を練ってみてはどうだろう。
(写真)短い足がご愛嬌。ミニ・ダックスフンド

海外旅行に連れていくのは、帰国時の検疫の手続きが煩雑で時間がかかるので諦めよう。また、国内でも飛行機による移動は不可能ではないが、カンタス航空やバージン・ブルーなど主要各社のフライトでは、盲導犬以外は機内への持ち込みが認められていない。檻に入れられて長時間貨物室に閉じ込められる精神的なストレスを考えると、飛行機も避けた方がいいだろう。
(写真)ダルメシアンの精悍な横顔

そうなると、自家用車で長くても半日程度のドライブで行ける、近場の旅行先を選ぶのが現実的。庭付きのホリデー・アコモデーションやホテル、モーテル、キャラバン・パーク(キャンプ場)の中には、「ペット・フレンドリー」(Pet-friendly=ペット同伴OK)であることを売りにしているところがある。インターネットの宿泊予約サイトで検索したり、各地の観光局などに問い合わせれば、ペット・フレンドリーな宿を探すことができる。同伴できるペットの種類や大きさなどの条件やペット追加料金は宿泊施設によって異なるので、行ってみたい旅行先でペット・フレンドリーな宿が見つかったら、直接電話して詳細を確かめてほしい。
(写真)オーストラリアン・ケルピー

また、ペット同伴OKな高級ホテルもある。シドニー・ロックスにある「オブザーバトリー・ホテル」は、「ペットは大歓迎。体重20キロまでのペットなら1泊50ドルの追加料金でご宿泊いただけます」と話す。部屋にペットを置き去りにしたり、レストランに同伴するのはNGだが、5スターの豪華な部屋に泊まり、ルーム・サービスの美味しいディナーとシャンパンで愛犬と一緒に素敵な夜を過ごせる。
(写真)ペット・フレンドリーな高級ホテル、オブザーバトリー・ホテル

Links
ペットOKの宿泊施設が検索できる予約サイト
▼ペット・フレンドリー・ホテル・ドット・コム
www.petfriendlyhotels.com
▼テイク・ア・ブレイク
www.takeabreak.com.au
▼ウォティフ
www.wotif.com
Links
ペットOKのシドニー市内のホテル
▼オブザーバトリー・ホテル(ロックス)
www.observatoryhotel.com.au
▼ヒューエンデン・ブティック・ホテル(ウラーラ)
www.hughendenhotel.com.au
(写真)シルキー・テリア

ドッグ・トレーニングのプロを見つける
さて、旅行に連れていって公共の施設を利用するなら、なおさら厳しいしつけが求められる。犬を飼う以上はドッグ・トレーニング(訓練)が不可欠であることは前回指摘した通り。
(写真)トレーニングは子犬の時に始める

他人やほかの犬に吠えない、飛び付かない、散歩の際にリーシュを引っ張らない、トイレのマナー、「お座り」などの基本から、手ぶりによる命令、リーシュを付けない場合のしつけなど高度なテクニックまで、プロによる短期集中教習コースに通って、しつけを徹底的に叩き込むことをお薦めする。
(写真)よくできた時は心の底から褒めてあげる

トレーニングのメソッドや内容は様々だが、2週間の泊り込みのコースで350〜500ドルが相場。トレーナーが飼い主の家に出向いて行う出張トサービスもある。肝心なのは、トレーナーに任せるのではなく、飼い主も愛犬と一緒になって懸命にトレーニング方法を覚えることだ。
(写真)理解するまで何度も何度も根気強く

飼い始めた初期に、トレーニングにお金と時間を投資すれば、その後の長い間、愛犬と幸せな生活が過ごせることは間違いない。
Links
ボーディング・ケネルとドッグ・トレーニング・センターを併設したシドニー近郊の施設
▼シドニー・ドッグ・トレーニング・センター
www.sydneydogtraining.com.au
▼プロフェッショナル・エデュケーション・トレーニング・サービス(PETS)
www.petstraining.com.au
▼ハンロブ
www.hanrob.com.au
(写真)クリッカーと呼ばれる音が出る装置(左)を使った訓練法
来週は、盲導犬などオーストラリアで働く犬についてスポットを当てる。
日豪プレスペット相談記事
2007.9 オーストラリアで子犬を飼う際の医療上の注意点を教えてください。
http://top.25today.com/column/sodan/2007/0709/pet.php
2007.11 避妊手術をするべきかどうかで悩んでいます。
http://top.25today.com/column/sodan/2007/0711/pet.php
2008.2 ペットのノミ対策について
http://top.25today.com/live/live_sodan/post_81.php
2008.4 マルチーズを飼っているのですが、最近口臭が気になります。
http://top.25today.com/live/live_sodan/post_206.php
2008.6 ペット:関節炎ではないかと思うのですが、何かしてやれることはありますか?
http://top.25today.com/live/live_sodan/post_440.php

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