ふらっと豪の旅
- QLD州北部特集1 ケアンズ [2008/9/30]
第1回
自然に触れる
旅の出発点
クイーンズランド(QLD)州最北部の中心都市、ケアンズ。世界最大の珊瑚礁群グレート・バリア・リーフ、内陸部の熱帯雨林という2つの世界遺産観光の拠点だ。日本からは比較的気軽に行ける、オーストラリア全体へのゲイトウェイともなっている。
(写真)ケアンズ市内のウォータフロントに2003年にオープンしたラグーン・プール
(Photos: Tourism Queensland)

ケアンズの街は、南緯16度55分、東経145度46分、シドニーから陸路で北へ約2,400キロ、QLD州最北部に突き出たヨーク岬半島の付け根に位置する。19世紀末に開拓され、サトウキビ栽培を主産業とするQLD州北部の地方都市として発展した。近年は、日本をはじめアジアから近いロケーション、常夏の気候、観光地に近いことから、周辺地域の観光の拠点として急成長を遂げている。
(写真)トリニティー湾に面したケアンズ港

平均気温は1月が31.4度、7月が25.7度と夏と冬の寒暖の差が小さい典型的な熱帯気候。12月〜4月の雨季は高温で湿気が多く、日本の台風に当たるサイクロンが接近・上陸することがある。逆に5月〜11月の乾季は、雨が少なく気温も比較的すごしやすい。
(写真)茶色い海に囲まれたケアンズの街

世界中から数多くの観光客が訪れるようになった現在でも、人口はわずか13万人。街の規模そのものはまだまだ小さく、少し離れればのどかなサトウキビ畑が続く牧歌的な景色が広がっている。
(写真)エスプラネード沿いのボードウォーク

ケアンズはもともと湿地帯の上に建設された街。常夏の南国というイメージとは裏腹に、周辺の海は茶色い泥底で、市内には泳ぐことのできる美しいビーチがない。そのかわりに、最近オープンした人工のラグーン・プールが市民の憩いの場として人気を集めている。このほか、グレート・バリア・リーフ観光の基地となるホテルやカジノ、観光客向けのショッピング街などがあり、世界中から訪れる観光客で賑わう。
(写真)ラグーン・プールは子どもたちにも人気

グレート・バリア・リーフへの玄関口
ラグーン・プールは、市内東側のウォーターフロント地区12ヘクタールを再開発して2003年にオープン、07年に完成した。泥底の入り江から取り込んでろ過した海水を使用する巨大なスイミング・プールをはじめ、人工の砂浜、ビーチ・バレーのコート、遊歩道、自転車道、カフェ、子ども向けの遊び場などがあり、観光客ばかりではなく地元市民にも親しまれている。
(写真)ボードウォークにある展望台

また、そのすぐ南にあるマリーナに隣接しているのがピア・ショッピングは、ブティックや雑貨屋のほかレストランやカフェが充実している。さらに南側には、リーフ・フリート・ターミナルがある。ここはグレート・バリア・リーフのリゾート行きのクルーズ船がすべて発着する港で年間65万人が利用する。
(写真)ピア・ショッピングとマリーナ

中心街はそれほど広くないので、移動はレンタル自転車がおすすめ。トリニティー湾沿いのエスプラネードとウォーフ・ストリート周辺には、シャングリラ・ホテル・ザ・マリーナ・ケアンズ、シーベル・ハーバー・ライツ・ケアンズ、ヒルトン・ケアンズなどのホテルがある。ワーフ・ストリートの西側には、街のランドマークともなっている本格的なカジノ、リーフ・ホテル・カジノもある。高級ホテルからバックパッカーまで予算に応じて様々な宿泊施設が選べる。
(写真)ライトアップされるリーフ・カジノ・ホテル

一方、ショッピングは、市内中心部西側のケアンズ駅の隣にあるケアンズ・セントラルが最大規模で、サーフ・ブランドや自然コスメの小売店から大手デパートまで揃っている。また、エスプラネード沿いで毎日午後11時まで営業しているナイト・マーケット、ラグーン・プールとエスプラネードの間で土曜日にオープンするサタデー・マーケットもぜひのぞいてみたい。
(写真)週末は午前5時まで営業しているカジノの内部

次回以降は、ケアンズから行くことができるグレート・バリア・リーフの美しい島々、熱帯雨林で有名なキュランダなど、周辺の見どころやダイビングなどのアトラクションについて紹介する。
(写真)グレート・バリア・リーフ行きの船が発着するリーフ・フリート・ターミナル
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