ANZ レディス・マスターズ 2007
オーストラリアにやって来た小さなファイター
横峯さくらの4日間
今大会優勝候補の地元プレーヤー、カーリー・ウェブと同組で予選の2日間を回った横峯さくら。昨年は、国内女子ゴルフ・ツアーの中心的人物として、国内賞金ランキングで3位につけるなど着々と成長している。2月8〜11日、QLD州ゴールドコーストで行われたANZレディス・マスターズでの横峯の4日間を追った。
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| 自分のショットに納得のいかない顔を見せる横峯 |
「今年は初戦からいいスタートを切りたい」と言っていた横峯は初日、カーリー・ウェブとフランスのG・ノサラと同組で、午前7時30分にティー・オフした。世界のウェブを相手に緊張した様子も見せず、淡々と突き進んだ横峯。1〜3番ホールで3回連続バーディーを奪うなど出だしから好調で、後半2つのボギーを叩いたものの通算5アンダーの67で回り、首位と3打差の4位につけた。ウェブは2バーディー、1ボギーと打ち切れず39位からのスタートとなった。
しかし2日目、ウェブが13位タイに浮上する一方で、横峯はキャディーを務める父、良郎さんとパットの読みが噛み合わず、1バーディー、4ボギーの75と崩れ34位に後退した。パーオン率(各ホールの規定打数より2打少なくグリーン・オンした確立)が83%と完璧に近かったにもかかわらず、それをうまく生かせず前日よりパット数が大幅に増えた。日本とオーストラリアの風と芝質の違いに首をかしげる父・娘の2人であったが、大会前に「まずは予選通過を」と言っていた横峯、通算2アンダーの75で見事予選を通過した。
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| 父、良郎さんとのグリーン上でのツー・ショット |
なんとか巻き返しを図りたい大会3日目、朝は今までより過ごしやすい気温に恵まれた。5バーディー、1ボギーと途中苦戦しながらも好調なスコアで回ってきた横峯だが、13番、14番ホールで2連続ボギーを叩いてしまう。前日の繰り返しが心配される中、15番(パー5)で2オンに成功し、約7メートルのパットを見事に決めてイーグルを奪った。結果、通算4アンダーの68で、この日横峯はなんとか17位に食い込んだ。
最終日は午前10時10分にティー・オフ。肌に突き刺すような日差しの下、最終ラウンドの幕が切られた。横峯は3ラウンドともバーディーを奪っている3番ホールで、今日に限ってボギーを叩いてしまう。そんな出だしに始まった最終戦は、バーディーを出せばボギーを叩くというように、最後までスコアは伸び悩んだ。結局4バーディー、4ボギーのイーブンにとどまり、今大会の横峯の挑戦は18位タイで幕を閉じた。
大会後の記者会見
▼大会最終日を振り返って ?
「うーん、まー、(今日は)出だしから良くなかったんで。悔いが残る試合ではあったんですが、4日間で6アンダーで終われたので、まいっかー ! という感じ」
▼今回吸収したものは ?
「やっぱり、いろんな選手と回ってみて、いろいろ勉強になりました。課題が残ってるなーって実感しましたけど。飛距離も伸ばさなくちゃいけないなと思いましたし」
▼父・良郎さんとは ?
「意見の食い違いもあったけど、お互い良い勉強になったんじゃないかなと思います」
▼次のハワイの試合に向けて、意気込みを
「自分の中ではいいスタートが切れたと思っているので、次も頑張ります」
▼今大会の手応えは ?
「やっぱりよく練習しなきゃいけないなと思いました」
▼では頑張ってください!
「頑張ります」
少し強張った面持ちでファンの待つインタビュー・ブースに現れた横峯さくら。ハート型のピアスを付け、頬をうっすらピンク色に染めたその小さなファイターは、弱冠21歳。手を後ろに組み小さな声で記者の質問に答える姿は、さっきまでグリーンの上で世界各国の強豪プレーヤーと同等に戦っていた人物と同一だとは思えないほど、かわいらしくあどけなかった。インタビュー後は、「さくらちゃーん、サインください
! 」と飛び交う声に応え、笑顔でファン・サービスを行っていた。
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| 最終日の18番ホールで最後のティー・ショット |
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| インタビューに答える横峯さくら |
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