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- 安く、自由に、思い切り遊ぶ 「アドベンチャー・ボーイ」の1日 [2008/9/27]

「アドベンチャー・ボーイ」とは、さまざまなアクティビティーを安価に楽しめる、ゴールドコースト発信の参加型コミュニティー。現在、ワーキング・ホリデー・メーカーや学生の間でその輪が広がっている。
取材=本紙編集部
(写真)さまざまなアクティビティーを通してすっかり打ち解けた参加者たち
ルールなんてない
その時々でプランは変わる
大切なのは、最大限に楽しむことだから

(写真)デービッドさん(左)が操縦するジェットに乗り込み、いざ出発
ジェット・スキーをトレーラーに積み、屋根にはカヌーを積んだ白いワゴンが、サーファーズ・パラダイスの街中にさっそうと現れた。車はハイウェイ沿いにスッと横付けされ、中から、キャップをかぶりサングラスをかけた1人のオージー男性が出てきてこう言った。「How are you doing mate?」。さわやかな笑みでスッと握手の手を差し伸べる。これが「アドベンチャー・ボーイ」の主催者デービッド・マーシュマンさんだ。
こうして朝9時30分にピックアップを受け、サーファーズから車で走ること数十分。ラブラドールの内海に到着した。まだ肌寒さを感じる朝だというのに、この内海沿いの駐車場は、ボートやジェット・スキーを積んだ車でごった返していた。ウォーター・スポーツ好きのオージーにとって、この穏やかな内海は週末を過ごす格好の場所なのだ。同時に同エリアは、ある変わった訪問者がいることでもよく知られている。まん丸な目と大きなくちばしが特徴の大型の渡り鳥、ペリカンだ。いつの日からか始まった「ペリカンの餌付け」は、今ではすっかりペリカンたちの日課と化し、毎日たくさんのペリカンたちがやって来る。朝から我が物顔で、餌付けに備えて陣地を確保する姿が、なにやら微笑ましかった。この地元の雰囲気満点の内海が、本日のツアーの出発点。別口でピックアップを受けたほかの参加者とも合流し、いよいよアドベンチャーの幕が開けた。

(写真)隆人さん(左)が楽しくリードするカヌー・チーム
この日の参加者は全部で12人。まず、ジェット・スキーに挑戦する人とカヌーに挑戦する人の二手に別れ、それぞれのアクティビティーを堪能した。ジェット・スキー・チームを率いるのはデービッドさん。カヌー・チームをアシストするのは、デービッドさんの相方、横田隆人さんだ。エネルギッシュで楽しいエンターテイナー兼インストラクターの2人が、皆を笑顔の渦へと導いていく。そして極めつけは、参加者全員で行ったタッチ・フット・ボール。フィールドはというと、引き潮で内海の真ん中に出現した小島。コートのラインは陸と水との境界線だ。このように自然を丸ごと利用して何でも遊びに取り入れてしまうのが「アドベンチャー・ボーイ」の特徴。皆とにかく無我夢中で走り回り、大声で笑い、最後には息が切れてグラウンドに寝そべった。
思い切り体を動かし、お腹がすき始めたころ、参加者は個々に思い思いの方法でランチを取った。これも同ツアーの特徴の1つ。お弁当を持参するもよし、近くのフィッシュ・マーケットでフィッシュ&チップスなどを購入するもよし、時には皆でBBQをしたりもする。正確な予定表などは一切なく、気分のままに、あくまで自由に過ごせるのが心地良い。

(写真)完全燃焼したタッチ・フットボール
空腹を満たし、名物の「ペリカンの餌付け」も見終えた一行が次に向かった場所は、なんとデービッドさんの自宅。オーシャン・フロントのユニットに住むデービッドさんは、同コミュニティーの憩いの場として自宅を開放しているのだ。リビングの窓から望める一面のビーチが、大きな開放感を与えてくれる。参加者たちはリラックスした様子で、情報交換や世間話などに花を咲かせ、交流を深め合っていた。
「今後、英語やコミュニケーションの取り方のレッスンなんかもツアーのオプションに加えていきたいと考えているんだ」と言って、デービッドさんが不意に自前のテキスト・ブックを見せてくれた。実は彼、セールスやビジネスにおける効果的なコミュニケーション方を教授するスペシャリストでもあるのだ。さらに、アフリカやスリランカなどの英語圏ではない国へ行き、バイクでの1人旅を敢行するなど、相当な冒険家でもある。そういった彼の豊富な経験や知識を「アドベンチャー・ボーイ」でも役立てたいのだと彼は語る。
その彼が、ワーキング・ホリデーで来豪していた隆人さんと知り合ったのは、シェア・メイトととしてだった。“冒険好き”つながりですぐに意気投合した2人が、より深く知り合っていくうち、彼らの間に1つのアイデアが生まれる。ツアー会社でもなく留学エージェントでもない、“その瞬間を皆で思い切り楽しむ”ための人と人とのつながり=コミュニティーを作ること。これが「アドベンチャー・ボーイ」だ。

(写真)餌付けに夢中のぺリカンたち
「最終的には、アドベンチャー・ボーイのことさえ知っていれば、世界中どこへ行っても、誰でもめちゃくちゃ楽しめるというような、インターナショナルなコミュニティーにしていきたい」という共通の目標を掲げ、2人はゴールドコーストを拠点に、その活動を開始した。安価に、かつ地元の魅力を100%以上満喫できるようなツアーの催行を常に心がけ、ローカルしか知らないような隠れ家的スポットや旬のイベントなどを織り交ぜた、彼らならではのエンターテイメントを提供している。この2人の冒険家によるユニークな発想と情熱によって、同コミュニティーの輪が広がり始めている。
この日、時計の針が午後3時半を回ったころ、一行は再び車に乗り込みデービッドさん宅を後にした。同日ブリスベンで開催されていたリバー・フェスティバルの目玉イベント、豪華絢爛な花火を観るために、一路ブリスベンを目指して。「アドベンチャー・ボーイ」の盛りだくさんの1日は、まだまだ終わらない。
■アドベンチャー・ボーイ
連絡先:日本人スタッフの横田隆人(リュウ)さん
Tel: 0412-461-061
Email: tarako0518@yahoo.co.jp
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