シンガポール就職最前線
- シンガポール就職最前線 [2008/9/28]
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シンガポール就職最前線
第4回
シンガポールで求められる日本人とは
パソナ・シンガポール
営業マーケティング 紀平英里
PROFILE きひらえり◎大学卒業後、半年間カナダへ留学。日本へ帰国後は教育業界で営業を数年経験。働きやすさ、生活のしやすさから転職を機に2006年、シンガポールへ渡る。日々企業訪問をし、採用活動や就業規則の相談に乗っている
ほとんどの求人で即戦力が求められていますので、2〜3年の実務経験があることが望ましいです。日本のように特定時期に大量採用をし、集団研修に入るというよりも、増員の必要性がある際に随時募集し、早期にOJT(企業内職務トレーニング)を通して実務に入るという形態が一般的なためです。経験が満たない人は、実務経験以外のことも含めてアピールできる材料を見つけましょう。
英語力は日常的に意思疎通ができる程度は必要であり、TOEICスコアの目安は最低650〜700点ほどです。直属上司が日本人でない場合は、日常的業務報告、社内会議、社内文書など英語を使う頻度が多くなります。シンガポールは、日系・外資系ともに人材のローカライゼーション(現地化)が浸透しており、社員の大半を現地スタッフが占めていることが少なくありません。そのため、取引先が日系企業であっても担当者が日本人でないことが多く、日々の電話やEメールのやり取りで英語を使用する機会があります。
また、日本人向け求人は、日本とシンガポールとの架け橋的な役割をするポジションが主。具体的には東南アジア内の日系マーケット開拓、日本人顧客との折衝や日本本社・支社への業務報告など、外資系・日系企業ともに日本人であることを十分に生かして仕事をすることができます。つまり、「日本人としての要素」を求める求人がほとんどで、日本人的マナーやビジネス慣習が備わっていることが非常に重要です。
今月末に行われる世界初の路上ナイター・レースであるF1グランプリの開催、カジノ・リゾートやユニバーサル・スタジオ計画など、シンガポール国内は近年、建設ラッシュが続いており、今後は建設業やサービス業からの多職種にわたる求人の増加が予想されます。同時に、東南アジアの地域統括拠点での、他国との連結決算を含む経理職、統括エリア内でのメーカー・商社の営業職、ネットワーク・ソフトウエア関連SE職なども、これまでと同様の需要があります。ほか、新卒者・未経験者から応募が可能な「ジュニア・レベルの求人」から、同分野でのマネジメント経験が求められる「シニア・レベルの求人」まで幅広い求人が入ってきますので、実務経験のない方にも十分に就職のチャンスはあります。最後まで諦めず、就職活動に望みましょう。
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