帰国後の就職指南Q&A
- 日本食レストランで働いています。私でも日本での仕事はあるのでしょうか ? [2008/4/03]

帰国後の就職指南Q&A
細見昇市(キイストン代表取締役)
Q
大卒後、3年間働いた会社を辞め、キャリア・アップのためにワーホリ・ビザで来豪しました。しかしなかなか仕事が見つからず、今は日本食レストランで働いています。来年は日本で就職活動です。仕事は思った以上に楽しく、豪州ならではの食材やワインの知識を学び、ローカル相手の英語による接客も積極的にこなしています。こんな私でも日本での仕事はあるのでしょうか ?
(26歳男性=ワーキング・ホリデー)
A
もちろんです。海外資本のホテルや外食産業企業が続々と増え、食のグローバル化が進んでいる日本では、英語が話せることも武器なりますが、それ以上に海外でのレストラン勤務の経験こそがあなたにとってとても大きな財産になっていると言えるでしょう。
レストランでは接客を通じ、お客の笑顔や感謝の言葉に“感動”したことも多かったのではないでしょうか。そんな経験を通じて、さまざまな「気付き」があったのではないかと思います。これまで私もいろいろな経営者に出会いましたが、成功者に共通しているのは、その“感動”を早く気付いた人ばかりということです。特に海外の飲食業界で修行したり、学んだ人たちは、接客サービスに人一倍のこだわりがあるようです。
そしてもう1つ。現在、食のグローバル化に伴って日本人の「食のスタイル」が大きく変わり始めています。昨年11月、「ミシュラン・ガイド東京」が創刊され、日本も「ミシュラン・ガイド」に22番目の国として仲間入りしました。日本からは3つ星がなんと8店。これはパリの10店に次いで多く、世界中のグルメ・ファンを驚かせています。
これまで日本人は“何を食べるか”ということで店を選ぶ傾向にありましたが、ミシュランが出版されたことで、今後は外国人のように“どこで食べるか”という点に重きが置かれるようになるでしょう。こうした国際化が進む中で、レストランが勝ち残るためには、海外では当たり前となった「食の安全」「こだわり」「ホスピタリティーの高さ」をどのように表現するかがポイントになると私は考えています。海外でレストラン勤務をされた経験は、この点が企業側から見て十分な魅力となるはずです。
あなたが感動した経験をしっかりとアピールできれば、企業へもその情熱は必ず伝わります。
最後にアドバイスを1つ。会社選びの際は社長の考え(経営理念)と生き様、それにビジョンを調べておく必要があります。実はこのことが非常に大切。イメージだけで会社選びをしないことをお薦めします。
【プロフィル】ほそみしょういち◎1963年生まれ。大卒後、(株)リクルート入社。トップの営業成績を維持し27歳で営業課長に。29歳で2つの課を兼務、両担当課を全国ナンバーワンにするという快挙を達成。92年に独立し、人材会社(株)キイストンを設立。飲食専門求人サイトの運営や人材紹介を行う。著書に「リクルート式一瞬で人事担当者の心をつかむ方法」(PHP研究所)、「一瞬でお客の心をつかむ飛び込み営業術」(ゴマブックス)
オーストラリアの経験が生かせる
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