日本の感覚でオーストラリアの不動産を買うと失敗する。
勉強家の方は、もうオーストラリアの不動産のページを見たことがあると思います。それらのページには、多分買い方は手数料を払わなくて良いとかいてあったと思います。ですが、私はその意味を考えてもらいたいのです。この点はアメリカ・イギリスでも同様です。日本の不動産業界は売り手と買い手の両者から3%+6万円の手数料を請求します。このため売り手だけでなく買い手にとっても適正な価格で販売するように指導されています。
買い方が手数料を払わないということは、そのエージェントは売り手のために働いています。ですから、売り手にとって不利になる情報を積極的に開示する義務はありません。聞かれたら応えなければなりませんが、積極的にこの問題がありますとかを開示しません。日本では買った家に問題があったら(瑕疵担保責任カシタンポセキニン)で返金を要求することが出来ますが、オーストラリアは現状優先ですので返金しません。ですから、購入のサインをする時が最後のチャンスです。そのサインを誤れば、手付金は没収されます。ですからサインをする前に条件を明確にしましょう。日本語で用意された不動産購入ハンドブックにこの点を記載しました。もし不動産の購入を検討しているのでしたら、一読をお勧めします。