連銀金融経済月報から
鳥居税務会計事務所 代表
鳥居育雄
連銀金融経済月報は通常、毎月第3木曜日に豪州連邦準備銀行から発表されます。
豪州経済や金融政策に重点を置いた報告書で、豪州経済の現状を理解する最良の教材といえます。今回は、3月20日に刊行されたものから、要約版を掲載します。
経済見通しでの新展開
現在の経済情勢は、次のように要約できる。
◆国内外で、経済は見込み以上に拡大している。米国経済の減速を考えても、国際経済は我が国経済にとって極めて好ましいものとなっている。昨年の我が国主要貿易相手国の平均成長率は5.2%であり、4年連続して平均を上回った。
さらに、交易条件の一層の改善もある。昨年9月四半期までに3%上昇し、過去4年間では40%の改善であった。2008年契約では、引き続いて石炭や鉄鉱石での改善も見込まれる。既に、石炭スポット市場では、昨年以上に上昇している。これらにより、連銀では、交易条件は、今年5%上昇すると予想している。
このような状況を受け、我が国経済は昨年、極めて力強いものであった。その主な状況は、1年前より2%ポイント高い成長率であること、国内需要も同様に高いこと、雇用は同じペースで増加しているので、労働生産性は通常に回復したことなどである。
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